日本の学歴社会は歪な構造なのか?
タイトルほど大した内容じゃ無いんですが、この前うちの怪鳥さま(id:fxse)と話たんですよ「日本って、ほんと誰にでもチャンスがある素晴らしい国だね」って。
なんでこんな話になったのかと言いますと、うちの会社のグループ従業員向けにやっております学童クラブに来ている小学生のお子さんが、学習指導で来ている大学生の先生にこう聞いてきたんだそうです。「頑張っていい大学入らないと大きい会社に入れないんだよね?先生と同じ大学に入るには、どうやって勉強したらいいの?」
大手の上場企業の場合、「そこそこの大学」に通っておりませんと説明会の枠すら少なかったりして、就職するには非常に困難です。ただ、逆に言えば「そこそこの大学」に通っていればチャンスはあると言う事でして、もともとコネ採用だけしかしておらず門戸を封鎖している会社だらけの諸外国と比べたら、非常に公平に就職するチャンスがあると言えます。
もともと勉強が好きで頑張って来た子、将来の目標があって必死になって勉強をした子、「そこそこの大学」に入る事が出来た子にもいろいろと理由はあるかと思います。ただ、それでも高校生まで勉強を頑張った事は間違い無く、勉強以外の事にだけ注力していた子と入学出来る大学のランクに差が出来てしまうのは仕方ないかと思うわけです。もし大学による区別を無くしてそこまで平等にしろとなったら、勉強を頑張った子の頑張りを全く評価しない世の中、むしろ勉強なんてしない方が得をする世の中になってしまいます。
よく、経団連に加盟する会社の就職解禁の時期になりますと時期を合わせて一律で就活をする是非についての記事が出たりしますが、 まさに誰にでもチャンスを与えるために一律で見た方が良いので一斉の就職機会となっている部分も大きく、諸外国のように一斉の就職機会では無い場合、この誰にでもチャンスがある日本の良い部分が維持出来なくなる可能性もあるでしょう。
いま、うちの会社には4月から社員として勤務する新入社員予定者が、今年も就職までの期間インターンとして働いております。いろいろ理由はつけているのですが、企業側からして見たらインターンで働いてもらった方が色々と都合がいいw
そして、新入社員の子としてみたら「早く東京に出て好きな事が出来る」と言う部分と「仮に将来転職しようと思った際に4月まで厚生年金の記録が無ければ、ちゃんと新卒で就職したと言う証明が簡単」と言うメリットがあります。特に後者は重要でして、やはり何かと日本の企業は区切り区切りを重要視しますので、卒業後に就職した会社と同じ厚生年金の記録が大学在学期間中からありますと、色々と・・・
いずれにしましても、冒頭で学習指導の大学生に質問をした小学生のお子さん、目的は若干微妙な部分もありますが、勉強をしたいと言う意欲は決して悪いものではありません。勉強を頑張って見識を広げ、いい会社に入る以上の大人になってくれたらいいなと思います。
東京中央郵便局から出したハズなのに・・・
先日ある方から、ことさら東京から出した郵便物と言う事を強調した郵便物を差し出して欲しいとお願いされまして、東京中央郵便局から郵便物を差し出したんです。消印が「東京中央」と入ったら「東京から」と分かりやすいでしょうから。例えば「日本橋」とか「麹町」ですと、こんな地名は日本中にゴロゴロありますから。時間がある時なら、東京高等裁判所内郵便物から出すんですけどww
しばらくして、そんなお願いをされた先から電話がありまして、よくお礼を言われました。そして、その時に「銀座と言う消印だと、東京って言う感じがします」って言われました・・・、あれ???
差し出しに行ってもらった秘書子さんに「あれ?あの郵便って、東京中央から出したよね?」と聞きましたら、間違いなく東京中央郵便局の正面入り口前にあるポストに投函したと言うんです。
この前、東京中央郵便局の前を通りかかった時にこの件を思い出しまして、ポスト見てみたんですよ・・・
東京中央郵便局ですね。写真の左側に写ってるレンガの建物は東京駅です。
うちの秘書子さんが投函したポストです。このポストの左側が、東京中央郵便局の入り口になってます。
正面から見ても普通のポストですw
集荷時間の部分をよく見てますと・・・、ん?
もうちょっと、よく寄って見ますと・・・、んんん?
えっ!
郵便局に入りまして、案内の方がおられましたので聞いてみましたところ、なんと、今は東京中央郵便局は集配業務を行っていない郵便局になってしまったので、外にあるポストは銀座郵便局が収集しているんだそうです。それどころか、東京中央郵便局にあります普通の郵便窓口が午後7時に閉まった後の夜間窓口、一般的に「ゆうゆう窓口」と言われているところの運営は銀座郵便局が行っているんだそうです。
ですので、通常の窓口営業時間内に東京中央郵便局の窓口へ郵便物を出すと「東京中央」の消印になり、夜間にゆうゆう窓口で郵便物を出すと「銀座JPタワー内」と言う消印になるんだとか(汗;
東京中央の消印が欲しい方は、営業時間にお気をつけ下さいw
シンガポールエアショー
いま、出張でシンガポールに来ております。
今回シンガポールに到着しまして、いつもと違ってヤケに空港に隣接する博覧会会場の方が賑やかだなと思いましたら、シンガポールエアショーやってました。
金曜日までが商談会
土日が一般公開
なんだそうです。だから、見たことも無いようなエアバスカラーのダックスフンドみたいに長い飛行機も止まってたんですね。エアショーっての自体は知ってますし、エアショーをこの期間にシンガポールでやっているのも知ってはいたんですが、実際にエアショーやってる最中に空港に行ったのは始めてでした。
と、言うだけ週に1回のペースを維持するだけの更新となっております。前回の、今回分に取っておけばよかったかも。ぶっちゃけ今回は非常に忙しいです。
誰かさんのせいでwww
ところで、うちの奥様に電話をした時にこの件を話ましたところ、ちょうど近くにおりました家政婦7号が聞いてしまったらしく、彼女は飛行機とか大好きなので「ずるいです。ずるいです。社長だけ、一人でエアショーとかずるいです」と、以前の秘書子してた頃の素に戻っておりましたw
やっぱり、秘書子辞めさせて家政婦にしてよかったかも・・・
公開するの忘れていたため、2月10日23時59分59秒で公開しておきます。
「資本金って、ぶっちゃけ何?」
ブログの下書きを整理しておりましたところ、過去に書きまして日の目を見る事が無かったこんな記事を発見しました。まだ毎日更新をしていた段階で予約用に書いてあったものです。
下書きしたのは約1年前でして「つい最近ではシャープや日本航空の減資して新規株式発行による増資を行うとかのニュースの際」と言う記述に古さを感じますw
このまま埋もれてしまうのも勿体無いので公開しておきます。本当は、新しく書くのが面倒で「いいの発見した!」って方なんですけどwww
今回のブログは、青文字の部分は今回足した部分、通常の黒文字の部分は以前書いた下書きにあったそのままの部分となっております。
この記事、実はいざと言う時のためにずっと前に書いたものですw
そう、もうどうしても今日は書けませんでした~残念!って言う時に、自動的に発動するように仕組んでると言うアレです。
多分、今日の私は仕事で疲れ果てて23時59分59秒までに何か書くことが出来なかったのでしょう。仕方ありませんので、ずっと昔の私がそんな今日の私に代わってブログを投稿します。
先日、と言いますか、この記事を書いている段階では本日の事なのですが、この記事が公開されるのは後日になりますので、先日で書き始めております。
えっと、タイトルの「資本金って、ぶっちゃけ何?」なんですが、ある人に「資本金って、会社が持ってるお金?多い方がいいの?」と言う質問をされました。ごく普通に生活されている人からしますと「資本金」なんて事に関する質問は、税理士さんや公認会計士さんの専門分野だと思われるかもしれませんが、何を隠そう資本金そのものを直接扱っている専門家は「司法書士」です。別に隠してませんけどw
税理士さんや公認会計士さんが扱う分野で資本金に似たものとしては「資産」や「純資産」と言うものがあります。また、純資産は資産から「負債」を引いたものでして、この純資産は「資本」とも呼ばれます。
あれ?「資本」は「資本金」と似てますよね?この資本の中には実は資本金も含まれまして、図式で示しますと、このような関係になります。
資 産 ・現 金 |
負 債 ・借入金 |
純資産 ・余剰金 |
これ、どこかで見た事ありますよね?たま~に、ニュースや新聞、雑誌なんかに載る事もありますし、つい最近ではシャープや日本航空の減資して新規株式発行による増資を行うとかのニュースの際に随分とお目見えました。
この表、日本語では「貸借対照表」または「バランスシート」と言います。名前だけは聞いた事がある方も多いかと思います。左右別にどちらがどちらでもいいのですが、一般的には左側が借方(資産)、右側を貸方(負債)として書く事が多いです。そして、資本金と言う会社の元になるお金が何故か表の右側の負債と同じ側に入っているのですが、これは「出資者から無期限で借りてるお金」と言う資本金の意味を考えて頂ければ分かるかと思います。
この表の中で、税理士さんや会計士さんがあまり気にしない数字、それが資本金でして、なぜかと言いますと資本金だけは「自分で決める」金額だからです。それ以外の数字が事業活動から計算しないとならないのとは違い、税理士さんや会計士さんが必死に帳簿とにらめっこする必要が無いからなんです。
司法書士がお客さんにお願いされて会社を作った時、まあ別に自分で作ってもいいんですけどw 会社を作った直後の貸借対照表はこんな感じになります*1。
資 産 |
負 債 |
純資産 |
超分かりやすいですよねw この会社の資本金は100万円で、現金が100万円ある。「なるほど、資本金100万円の会社だから、現金100万円あるんだな」と言うわけです。負債無しってどれだけ優秀なんだって言う感じですが、どの会社も作った瞬間だけはこの状態ですw
次に、この作った会社で荷物を配達するために車が必要だったとします。この車がコミコミで120万円だったとして、資本金の100万円と社長からの借り入れ20万円の合計120万円で車を買いますと、貸借対照表はこのようになります。
資 産 |
負 債 |
純資産 |
あれ?さっきまで資本金と言って現金があったのに、車を買ったら現金は無くなっちゃいましたが、資本金は100万円そのままです。しかも、一度買った車なんてもし即効で売り飛ばしたとしても、買った金額以上になる事は無いでしょうけど、買った価値でそのまま資産となってます。
仮に、買った直後その日に全損事故を起こしてしまい価値が0になったとしますと、貸借対照表はこのようになります。
資 産 |
負 債 |
純資産 |
あれれ?資産と呼べる車が無くなってしまったので資産はゼロ *2に、借入金の20万円はそのまま残り、資本金が100万円そのままなので、左右の合計を合わせるために余剰金と言う項目でマイナス120万円として計算するしか無くなってます。ってコレ何か変ですよね?資産が無くなってしまったんだから、資本金を無くせばいいと思いますよね?でも、資本金は会社の戸籍とも言える登記に記載されてますから、無闇矢鱈に0にするワケにいかないのです。
この、純資産がマイナスになった状況状況、これを債務超過と言います。例えば、今回の全損事故をした車を資本金と同じ金額の100万円で買った車でしたら、純資産はゼロにしかなりませんので債務超過にはなりません。ただ、そもそもお金が全く無い状態、そしてお金を稼ぐ手段が無い状態ですので会社として立ち行かなくなってますから、必ず借り入れが発生するでしょう。その段階で債務超過と言う事になります。
いずれにしましても、資本金の金額は100万円のまま変化がありませんから、法務局へ行って会社の登記簿を見てもこの状態は分からないわけです。
つまり、貸借対照表は法務局で登記されていない以上、登記簿に記載されている資本金の額と言うのは「過去にどれだけお金を集めた実績があるのか」と言う、過去の栄光に対する一つの指標でしか無いわけです。当然、集めたお金ですから会社を閉鎖した時には返さなければならない「負の財産=負債」でもあり、大きければ大きいほど良いと言うわけではありません。また、会計上や税務上では、資本金を元に計算する事も多いため、一概に過去の栄光とも言えない部分もありますが、資本金の金額を見ただけでは何も分からないと言う事は同じです。
もし、これ「会社始めて直ぐにお金も車も無くなっちゃったんで、一からやり直したい」となったら、事業継続する方法は3つあります。
・社長からの借入金で会社を運営する
・一旦会社を精算して、再度会社を設立し直す
・資本金を増資して、健全な資金状態にする
現実的には一番上の「社長からの借り入れ」でしょう。例えばもう100万円、社長から借り入れまして事業を継続する場合、その時の貸借対照表はこのようになりまして、なんとも危険な香りがする貸借対照表ですw
資 産 |
負 債 |
純資産 |
次の方法は「これは無いかな?」と皆さん思うかもしれませんが、将来の事を考えますと、実は一番良い方法だったりもするんです。変んな履歴を残しませんから。とは言っても、経理上のやりくりだけで一度も決算を迎えて無ければ、通常は車の全損廃車くらいなら、誤魔化して社長の個人の物だった事にしてしまう事も出来ますけどw
それは置いておきまして、一番下の増資ですが、これあまり意味は無いので普通はこの程度ではやりません。先ほどのシャープや日本航空の時にも登場した増資とか減資なんですが、手続きにも随分と手間もお金もかかったりしまして、この程度の事でやっておりますと手数料貧乏になってしまいますw それでも大企業でしたら、当然手数料以上のメリットがあるので行うわけです。まあ、手数料貧乏になると言っても、それでもどうしてもと言えばどの会社でも手続き上は可能でして、例えば先ほどの貸借対照表の会社でもう100万円増資したとしたら、こんな感じの貸借対照表になりまして、キレイさっぱりと言うわけです。
資 産 |
負 債 |
純資産 |
この3つの事業継続の解決方法で、一番上の借り入れする方法でしたら経理上の問題ですので税理士さんや会計士さんだけで完了しますが、2番目と3番目の手続きには法務局への登記申請が入るため、扱うのは司法書士と言うわけです。
資本金と言うものが、実は計算上だけで存在していて、会社の良い悪いをそれだけで判断出来ないと言う事がお分かり頂けたでしょうか?最後の事業継続する方法については、結局は用意するお金は一緒だったとしても、手続き方法によってお金の意味が違ってくるだけなんです。
ただし、設立時の資本金の額に関しては、実際に会社を作る際には税務上で有利になりますように、1000万円未満の資本金で設立する場合が多いです。設立から2年間消費税の支払いが不要であったり、税率が低くなったり、交際費を損金計上できたり色々ありますんで。
最初に書きました「資本金って、会社が持ってるお金?多い方がいいの?」と言う質問をして来た「ある人」とは、これ中学生です。いつもお世話になっておりますお隣の、体育会系の会社さんに職業体験で来ていた中学生からの質問の時に、なぜか私も呼ばれましてお付き合いしましたところ、このような質問があったと言うわけです。
目の前でもう少し分かりやすく、質問があれば都度答えながらでしたが、中学生にもなんとなく「資本金」と言うものが分かったような気になってもらう事には、どうやら成功したようですww
どうですか、過去中学生であったろうオッサン&オバサン大人の皆さんは、お分かり頂けたでしょうか?
マイレージ制度なんて、いっそ無くなってしまえばいいのに
マイレージ制度なんて、いっそ無くなってしまえばいいのに、と思う事がよくあります。私が初めて飛行機で出張に行き始めた頃、まだマイレージ制度と言うのは無かったかと思います。
マイレージ制度なんて無かったころ、行きたい場所へ、行きたい時間に合わせて自由に航空会社を選んでました。同じく区間を飛ぶ複数の航空会社がある場合、あえて別々の航空会社を毎回使い全部制覇してみたりw
年金と同じで、一度始めてしまうと制度を終了させるのが非常に困難だとは思います。なにせ、マイレージでお客さんが貯めているポイント相当分は会社の負債になり、規約上なんら補償せずに終了が可能だと明記してあったとしても、現在では単に飛行機に乗った分のオマケ的要素だけでは無く、サービスや商品の購入対価として航空会社以外の企業が購入したポイントが付与されたりしておりますので、利害関係をより複雑化させており、もし制度を終了させるとなると1ポイント当たり何円と言う金銭的補償が必要になる可能性が高いでしょう。
マイレージ制度が無くなったら、もっと料金が安くなって、もっとサービスが良くなって、もっと飛行機が身近になると思うんです。 顧客を囲い込めないから、料金で対抗し、設備など有形サービスで対抗し、接客など無形サービスで対抗し、それこそ一般社会の他の会社と同じような競争に戻ると思うんです。
その最先端を行くのがLCCであり、LCCの中でもビジネスクラスを有してレガシーキャリアに迫るエアアジアなのかもしれません。エアアジアもマイレージ制度ありますが、既存のレガシーキャリアに比べたら本当オマケですから。
マイレージ制度の魅力的なサービスの一つに、上級会員制度があります。ラウンジ使えたり、優先搭乗できたり、チェックインで空いているカウンター使えたり、預けた荷物が優先で出てきたり。でも、これってビジネスクラスを使えば全て使えるサービスでして、業務出張でビジネスクラスが使える者にはあまり必要性を感じ無かったりもします。
確かに上級会員制度で高い会員レベルを保持しますと各種サービスがあってお得な感じもありますが、上級会員を維持するために俗に言う修行をするのは、修行をする時のために上級会員になるのか、通常乗る時のために上級会員になるか分からなくなってきて本末転倒とも言えるわけです。もっとも、飛行機に乗ると言う事自体に楽しみを見いだせれば、鉄道に乗るのが好きとか言うのと同じですので、全く問題ありません。
と、マイレージ制度に関してダラダラ文句を書きましたが、今日もまたこれからバンコクに出張でして、敵(航空会社)の作戦にまんまと嵌められ、スターアライアンスを使うのでありますw
最近、タイ国際航空(TG)が飛んでいる路線には、なんとなくTGが良かったり。いや別にCAさんの制服がとかではありませんよ。じゃどんな理由でTGなんだと聞かれましても、アレだよアレ、言わせるなよ恥ずかしいww
追記なんですが、この記事更新した時に「継続期間100週」 と出ました。
そんで、プロフィール見てみたら、
あらら、450記事・440日・100週間って、関連性はありませんが、ちょっと揃ってて気持ちいいw
チケットの転売対策ってどうなんだろう
昨年、うちの奥様が大好きなグループ Kis-My-Ft2 の新潟で行われたコンサートで、転売対策でデジタルチケットを導入したところ上手く行かなくて大変だったようなニュース、ブログやツイッターでの書き込みがございました。半分以上が感情的な部分を伴った文章なので読むのも大変なのですが(汗;
先日、出張中にちょっと考えてみたんです。そう、タイトルにしました「チケットの転売対策方法」についてです。もしかしたら、既に議論され尽くしているような内容かもしれませんが、この手の話題に関して新参者ですのでご容赦下さい。
その前に、まず自分で買ったチケットの転売、又は第三者への有償無償を問わず譲渡する事に関しての法的問題なんですが、これは、法律上は全く問題ありません。いかなる場合でも、仮に1000円で買ったチケットを100万円で売ろうと問題ありません。じゃ、何で警察に捕まるのかと言いますと、法律では無くて条例違反なんです。ダフ屋行為を禁止する条例が全都道府県で制定されておりまして、チケットを高く転売する行為を禁止しております。
逆に言えば、ここまで問題になったとしても法律で規制しないのは、法律で規制してしまうと通常の商行為にまで波及する恐れがあるので世の中が大変な事になってしまうんです。つまり、警察も通常は条例違反での検挙はなかなかしませんので、条例くらいにしておけば悪質なもの以外は実質的に取り締まらないだろうと言う部分もあるわけで・・・ 本当はそれじゃ良くないんですけどね。
もう結論から行きます。
基本的には転売可能にする。
ただし、興行主が転売不可として販売する事は可能としておく。
興行主が転売不可として販売する場合、必ずデジタルチケットにして、販売時と会場で入場時の本人確認としては運転免許証又はパスポートのみ。運転免許証にはICチップが内蔵されており、非接触で読み取りが可能です。同じように、パスポートにもICチップが内蔵されており、非接触で読み取りが可能です。
イベントやコンサートでの入場の際に非常に早く処理が可能で、しかも運転免許証はパスケースに入れたまま、パスポートは個人情報が満載の顔写真ページを開く事無く読み取りが可能ですから、個人情報の保護にも適してます。
うちの奥様が大好きなグループ Kis-My-Ft2 の新潟で行われたコンサートでの失敗のような事は、このシステムを導入したら無いかと思われます。ネットでチケットを表示させる事無く、ICチップに入っている情報にチケット情報をリンクさせておくだけですからね。
これやるのに、運転免許証を持っていない方の場合どうしてもパスポートを作る必要がありますが、運転免許証又はパスポートを必ず必要とする事で、ダフ屋は一掃出来ます。もう未来永劫、ダフ屋の買い占めによる高値転売が無くなるんです。
買い占めや吊り上げが無くなったら、欲しい人が正規の価格でチケットが手に入るようになる。
その効果は計り知れません。
出来れば、アメリカやEU加盟国、その他続々と世界中の国々で発行されてきているパスポートカードとか、日本でもパスポートより安い料金で発行してくれるといいのですが。
あと、非接触型ICカードでは無いのですが、総務省がマイナンバーカードをここに入れるようにゴリ押ししてくるでしょうが、ICチップ自体にマイナンバーが記録されてあるため、これは国民のコンセンサスが得られなさそうです。
このチケットの転売に関して、なかなか議論も対策も進まないのは、実は興行主自体がダフ屋が買い占めてくれる事を容認しているからだと思うんですよね。ジャニーズやAKBなんかのチケットは売り切れるでしょうが、それ以外のグループやアイドルなんかですと、売り切るのも容易じゃないんじゃないかなって。
だとすると、どんな対策を誰が考えても、なかなか成果が出ないのも納得が出来ます。じゃあ、もういっそ、転売も吊り上げも「完全合法です」として、条例も廃止させたらいいのにって。極端ですけどw
現地での地名
いま、本年初の東南アジア訪問の旅に出ておりまして、昨日までシンガポール、本日はバンコクに来ております。
バンコクって分かりますよね?タイの首都です。英語で書くと Bangkok です。いや、バカにしているわけでは無く、この世界中で通用するであろうタイの首都の地名であるバンコクが通じない国があるんです。
そう、ここタイ=正式名称タイ王国では、自国の首都の名称ですがバンコクでは通じません。 正確に言えば、英語教育を受けている世代には通じるかもしれませんが、あくまでも英語で自国の首都を Bangkok と言うと知っているだけです。
じゃ、タイでは何と言うのか、
タイ語ですと(読めませんけどw)
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตน์ราชธานีบุรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
日本語のカナ表記ですと、
クルンテープマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロックポップ・ノッパラットラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーンアワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
ついでに英語で書きますと、
Krungthepmahanakhon Amonrattanakosin Mahintharayutthaya Mahadilokphop Noppharatratchathaniburirom Udomratchaniwetmahasathan Amonphimanawatansathit Sakkathattiyawitsanukamprasit
当然、こんなの打てませんのでコピペですw タイの方も寿限無のような正式名称をいつも言っているわけでは無く、主に「クルンテープ」と呼んでおります。ですので、タイの地方都市なんかで「どっから来たの?」的な感じでオバちゃんに言われた時に「クルンテープ」と言えば分かってもらえますが「バンコク」と言っても通じません。
いつも行く香港には、現地名と英語名の2つ名前がある地名が多く存在します。たとえば、女人街とかあって有名な「旺角」は広東語ですと「ヲン・ゴ」に近い感じですが、英語名は「Mong Kok」で日本人は「モンコック」と言ってます。「太子」ここなんかは広東語で「タァイ・ジィ」に近い感じですが、英語名なんて「Prince Edward」ww 日本人は「タイシ」と言ったり「タイチー」と言ったり。
これ、困るのは若い人には通じるんですが、タクシーの運転手さんでも英語名で通じない事もしばしばで、必然と広東語を覚える切っ掛けになったりもするのですが、やはり困る事も多くあります。
日本、英語名が付いている地名は非常に少ないかと思います。六本木を「Six trees」とか言うのはヤンキーくらいでしょうし、渋谷を「Bitter Valley」とか言うのはデーモン小暮閣下くらいでしょうww
一見すると外人さんに不親切のようですが、現地名と英語名があると、外人さんが言ってる地名がどこだか分からない香港のタクシーの運転手さんのようになってしまうわけで、あえて欧米に感化されて地名に英語名を付けなかった日本の昔の人達に、感謝したいくらいです。
日本ですと、駅なんかで地名を言われても、それが仮にどんなに片言な言い回しでも、まず分かります。恐らく、東京にある駅の中では、かの有名な伝説となっております「アイケブークロウ駅*1」だけ注意しておけば大丈夫かとww
ちなみに中国も日本方式で、あえて英語名が付いていない事がほとんどで、しかも中国の地名をローマ字表記したものは英語の発音と親和性がいいようでして、英語圏の方が中国の辺鄙な場所に行っても、割りと何とかなってるのはその辺りの理由もあったりするのかもしれません。
タイもね、せめて地名くらいは通じればいいんですけど。英語で表記してあるタイの現地名でも、そのまま読んだだけでは通じません。