リアルの世界じゃ言えない事
先週、週末に掛かって出張に行っておりまして、その代わりに本日お休み頂いておりました。まあ、役員にお休みもなにも有ったもんじゃ無いんですが、それでも雇われ役員ですので、ある程度は従業員らしさも残っておりますw
今日、奥様(未)はお仕事でして、私はある人と会ってきました。奥様(未)と一緒に住んでから、初めて奥様(未)に嘘ついたかな。
「仕事の人と、昼間ちょっと会ってくるよ」
そう言って会ったのは、元妻と元妻のお父さんです。まあ、再婚する前にちゃんと話しておきたくて、元妻お父さんにお願いしまして元妻を引っ張りだして来てもらったんですが。
そうそう、元妻お父さんは仕事上の都合があって、割りとよく会っております。以前と変わらず接してくれてるのは有り難いのですが、そろそろ「おい、息子」って呼ぶのは勘弁してもらいたいかな(汗;
電話では話してあり、お互いに未練とかそう言うのは全く無いので、ただ元夫婦と言う微妙な立場で会ったので、何とも言いようが無い雰囲気はありましたが。
元妻お父さんは「結婚式出るぞ」とか分けわからない事言を、再婚すると報告してからずっと言っておりまして、今日も「本当に出ちゃダメ?」と最終確認されまして、丁重にお断り申し上げました(汗;
それでも、離婚した元妻のご両親にいまだに気に入って貰えてるのは、常識とかそう言う部分を無視して、人としては有り難いことではあります。ただ、再婚する時の結婚式はどうかな・・・、それは、やっぱりどうかな・・・
元妻お父さんとくらべて、元妻自身は、口では「おめでとう」とは言ってはくれておりますが、やはり元夫が再婚するとなったら何とも言えない気分でしょう。私の「区切りをきちんと付けたい」と言うワガママに付きあわせて、申し訳なかった気もします。
今日仕事だった奥様(未)を、仕事が終わるくらいに車で迎えに行きますと「疲れちゃってる?」って聞かれました。顔に出さないつもりでは居たのですが、やはりなんとなく雰囲気で、何か伝わってしまったんでしょうかね。
「大丈夫だよ、別に何もないよ」
そう答えますと「そう?じゃあ、アイス食べよう」と、それは自分が食べたかったからだろうにw でも、この天真爛漫さで救われてるんだよな。
以前、高校時代の友人の結婚式に出た時に、私の友人である新郎側のお祖母ちゃんから、新郎である友人と新婦さん2人への手紙の朗読がありました。そのお祖母ちゃん、結婚式の少し前に亡くなってしまったのですが、自分の孫と、孫のお嫁さんにお手紙を残してあったんだそうです。「結婚式出るまで死ねねえ」とか言っていたそうですが、本当は自分の死期を悟っていたのでしょう。
私と同じように、随分と若い奥さんをもらった友人でして、私と違うのは初婚だった事くらいですw 30代後半の時に、20代前半のお嫁さんですんで、今の私よりもっと羨ましい凄い!まあいいけどw
お祖母ちゃんからのお手紙の内容、全部は覚えてないのですが、前半は「介護させずに済んで良かったわ、どうせ親の介護とかもあるだろうし、その上ダブル・トリプルじゃせっかく捕まえた嫁さんに逃げられでもしたら、先に行った亭主に何言われるか」とか「ボケる前に孫の嫁見せてもらえるとは、あの世に行ってから、先に行った亭主にさんざん自慢してやるわ。今から悔しそうな顔するところ考えると、ワクワクするよ」とか、なぜか爆笑系でして、お会いした事はありませんでしたが人柄が良く分かります。良い悪いは別にしてw
そのお手紙で、孫のお嫁さんに宛てたところに、こんな事が書かれておりました。
亭主より若いっての、まだ気にしてるかい?
男にとって若いカミさんもらったのは自慢なんだ。15歳以上歳が離れてて周りに何か言われても、愛した男の自慢になれる亭主より若いって事、これを誇りに思いなさい。
な~に、何か言ってくる奴らは、どうせ暇な年増女たちだろうから羨ましいのさ。そんな奴らには、見せつけてやればいい。
一生、15歳以上若いって歳の差は変わらない。だから一生、15歳以上若いカミさんとして、うんと愛してもらいなさい。
私と奥様(未)はそこまで年齢差はありませんが、それでも友人のお祖母ちゃんが言っていた意味、今は凄くよく分かります。
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