yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

重国籍とアイデンティティと国家の存亡

いま、英国夏時間で9月15日午後2時半くらいです。日本は夜10時半、オーストラリア東部時間では夜11時半くらいです。

前回の更新から随分開いたのは、さすが今回の用事をしに来た場所だけありまして、ロンドンでバカンスしていた時のように暇ではありませんでした(汗;

今日の更新は、1日1回のノルマ達成用自動更新を使っちゃおうかなとも思ったのですが、この今回のお題は、何日か前から半分くらい書いてありましたので、こちらをお送りします。若干、時事ネタですしww

 

最近、ニュースでは蓮舫議員の重国籍問題が非常に取り沙汰されておりまして、基本的には日本国は重国籍を認めていないのに、割りと多くの方が重国籍だったりしまして、国籍法違反はスピード違反と同じような感覚麻痺を起こしている感じもあります。

しかし、スピード違反と違うのは、同じ重国籍状態の人でも日本国の国籍法的に問題が無い人も含まれていると言うところでして、これを一旦整理してみたいと思います。

 

まず、今も昔も変わらずに、重国籍が合法の方は

22歳に達していない者

細かく言いますと、20歳に達する前に重国籍になった者は22歳に達するまで、20歳に達してから重国籍になった者は重国籍になった時から2年以内です。この「達していない者」という言い方はあまり聞き慣れないかと思いますが、法律用語的な使い方の「未満」と同じだと思っていただいて構いません。要は、21歳までの人って事です。

 

次に、22歳に達した後でも重国籍が合法な方ですが

昭和60年1月1日の時点で重国籍になっており、かつ20歳に達して居なかった時点で重国籍であった者で、国籍の選択をしなかった者

これ、とても分かりづらく、しかも不正確にネット上で伝聞されているので、重要なポイントを3点書き出します

・昭和60年1月1日までに生まれた人限定です。 

・未成年で重国籍になっていれば適合しますので、一部で言われているような「出生時から重国籍」では無くても、両親などと一緒に、または養子縁組などで後から日本以外の国籍を取得していたとしてもかまいません。

・「本人が提出した」あるいは「親が本人に代わりに提出した」など提出者に関わらず、国籍選択届を提出しておりますと、その段階で日本以外の国籍を離脱する義務が発生しておりますので、重国籍が合法では無くなります。この日以前に生まれた者は、国籍選択届を提出しなかった場合のみ、自動的に「日本国籍を選択した」と言う、みなし選択した事になりまして「本人や親権者の意思に関わらず勝手に日本国籍が選択された」ため、日本以外の国籍の離脱義務が発生せず、重国籍が直ちに国籍法違反では無いためです。

 

帰化した者

帰化「だいきか」と、そのまま読みます。国籍法第9条に基づきまして、 法務大臣が国会の承認を得て許可するものですが、そもそも法務大臣が国会に承認を仰ぐと言う事から「許可」と言うのは法的な名ばかりで、特に日本に功績のあった外国人に対して、ある意味一方的に日本国籍を与えるわけです。ですから「日本国籍をあげたんだから、単一国籍になってね」なんて言えないわけですw

ちなみに、戦後いまの国籍法が制定されてから、誰一人としてこの大帰化を許可された者はおりません。完全な死文です。死文と言えば、私が大学時代に刑事訴訟法のお勉強に励んでおりましたところ、御璽(ぎょじ)偽造罪で家宅捜索があったと言う事例がありまして、驚愕しました。御璽って、天皇陛下が国事行為をするために使う印鑑でして「そんなものを偽造してどうするんだ?」と言うのと「罰金刑無くて、2年以上の懲役なのかよ。うへ~」って感じです。

 

話はちょっとそれたんですが、この3種類の重国籍合法という以外では、ブラジルのように国籍離脱が不可能と言う国の場合「しかたないね」って言う事にはなっております。本人が努力しても国籍離脱出来ないなら、そりゃ仕方ないわな。 


最近の重国籍に関する報道や、ネット上の書き込みを見ておりますと、やや感情論的な書き方の物が多くあります。報道に関しては、重国籍で無くても発生する事案を、さも重国籍だから発生するように思わせたり、ネット上の書き込みでは単に「ずるい」って言う嫉妬心が大半をしめているように思われます。

この「ずるい」なんですが、重国籍は権利だけのように思われがちなので、義務がある事を無視して論じている、または他人事なので権利だけしか見ようともしていない人が大半です。

重国籍者の義務と言いますと、大きなところでは「兵役」があったり「納税申告」があったりしまして、兵役はシンガポールなどでは国籍を持つだけで無く永住権を持っているだけでも課されます。

納税申告は、アメリカでは「全世界課税」と言いまして、アメリカの税法で計算した納税額から他国で納税した分を差し引き、差額は必ずアメリカに納税させると言う、ヤ◯ザもびっくりな方式だったりします。もし、アメリカとの重国籍者が日本で宝くじに当選しますと、日本では非課税ですがアメリカは宝くじに課税しますので、当然日本の宝くじの当選金からもアメリカに納税する義務が生じます。 

 

重国籍になる者は、多くの場合はそれぞれの国に対する結びつきがあるから重国籍になるのであって、例えば父がフランス人、母が日本人。仏語と日本語を話し、両国の文化も良く知っている者が、そのアイデンティティを維持するために、双方の国の国籍と言うのは非常に重要であると思います。

ところが、そこら辺の事情は一切関係無く、今現在生まれてくる子どもは、大きくなったら日本国籍を選択するなら他の国の国籍を放棄する事を求められております。

諸外国で重国籍を容認する最大の理由は、国家にとって重要な「人」と言う財産を維持するためでして、それは日本も同じはずなんです。例えば、ノーベル賞を受賞した南部陽一郎博士や青色発光ダイオードで有名な中村修二博士らは、重国籍が認められないため元々は日本生まれの日本人でありましたが、アメリカに帰化した時にそれぞれ日本国籍を離脱しており、アメリカ人としてノーベル賞を受賞しております。

 

父母が他国の者同士の場合、日本は同じ日本人同士での結婚が極めて高い国ですので、その父母がなんらかの特別な技能や学習を経験していた可能性は高くなります。例えば、留学しているとか、海外赴任を経験しているとか。また、出生地主義の国で生まれた子の場合、やはり両親が海外赴任して現地で生まれた可能性が高いといえます。

自ら進んで他国籍を取得した場合、非常に強力な日本のパスポートが使える日本人が、あえて他国籍を取る理由は、現地滞在での都合や結婚など、その国への忠誠よりもむしろ滞在するためのビザそして永住権の代わりにの場合が多くあるでしょう。そもそも、他国籍を取れる人物なので、それなりの方と結婚したか、あるいは優秀な方で海外赴任が長い方とかが多いかと思います。

 

通常の日本人にとって、重国籍と言うのは意味の分からない得体のしれないものかもしれませんが、日本人が他国籍を取得した際に国籍を離脱させるのは、優秀な人に「出て行け」と言っているのと同じだと私は思っております。

高額所得者にどんどん税負担を押し付け「いやなら日本から出て行け」というのと同じで、感情だけで重国籍者を攻撃し、国やマスコミの言う重国籍のマイナスポイントを鵜呑みにしていると、いずれ日本が本当に貧しい国になるような気がしてなりません。

 

報道もされませんし、ネット上で騒いでる方には見えないかもしれませんが、高額納税者はどんどん日本から流出してます。また、本来は海外から日本に来るはずであった外国人の高額納税者はどんどん香港やシンガポールに行ってしまってる現状があります。

その上、日本が本当に必要である優秀な人材まで、重国籍を認めないなんて言うつまらない理由で排除されて行ったら、どうなるか・・・ 


以上のことを全て踏まえた上で、それでも国家と国民のために働く国会議員は、日本国籍だけであるべきだとは思います。国家と国民のために働くのであれば、出生時からなのか帰化してなのかは、私は問いません。

あるいは、日本を愛して帰化した人であれば、出生時の日本人よりもより高い、日本人としてのアイデンティティを持っている人であるかもしれません。

It's payback time.

いま、英国夏時間で9月13日午後9時半くらいです。日本では翌14日早朝5時半、オーストラリア東部時間では朝6時半くらいです。しばらくはオーストラリア東部時間の記載は要らなそうですが、まああえて無くす事もないので放置でw 

 

もう、本来であればお仕事終わって日本へ帰るくらいなのに、今日ついにマン島へ到着しました。これ何?w

出発したのが、日本時間で9月7日深夜1時くらい、到着したのが英国夏時間で本日9月13日午前10時くらいでして、6日と17時間ほど、全部時間表記にしますと、161時間掛かった事になります(汗; これ何?私達はもしかしたら船で来ましたか?大航海時代か何かですか?ゲームメーカーのコーエーの回し者かなんかが居るんですか?

play.google.com

あーあ、昔は普通のゲームだったのに、今じゃ何でもソーシャルゲームですよ。これじゃ普通にゲーム作ろうって言うメーカー無くなるよな・・・ まあいいや。ああ、でもキャラボイスがあると・・・ なんでもないw

 

今回マン島に来ましたのは、前回来まして行いましたお手続きを次段階へ進める手配です。ハッキリ言って、代理を立ててしまった方が楽だし早いしコストも安いのですが、今回はあえて全部経験すると言う事をしております。これ、恐らく日本人で、今回やっております手続きを一から十まで経験した人は居ないと思いますし、日本人限定にしなくても、現地の弁護士以外では通常はまず居ないでしょう。

ぶっちゃけ、日本人特有の用意する書類なども含めて、今回マン島でやっている事をストレートに処理出来るようになる唯一の人物と言うか、会社になりたい・・・

 

ふっふっふっっっっっっっぶつぶつぶつぶつ でろ~~~~~ん でろ~~~~~ん・・・・・・・・・・

つまり、そう言う事です。 

It's payback time.

 

ああ、復讐の方の意味じゃ無くて、元本回収の方の意味ですので念のためww 

 

それと、皆さんもよく海外で会社作ったり事務所借りたりすると思いますが、会社名に Centre 入れたり、事務所のビル名に Centre が入ってる物件借りるのは止めたほうがいいです。日本じゃ Centre って書いてもスペルミスだと思われて指摘されたり、あるいは勝手に米語 Center に書き換えられたりします。

私達が米語に慣れてて書類に Center と書いてしまうと、英国の弁護士が勝ち誇ったように「Oh! spelling mistake!」請求書に、文章校正費用って載るので、ご注意下さい(汗;

えっ?普通はあまり、海外で会社作ったり事務所借りたりしない?こまけえこたあ(ry 

 


 

さて、ここから先は独り言ですので、聞き流して下さい。おっと、コメント頂いても全部非表示になりますw

 

昨年、30代である女性が亡くなりまして、しばらく闘病していたのですが亡くなるほどまで悪化するとは思いませんでした。同じ大学の後輩でして、まあ4歳違っていたので大学時代に会う事は無かったのですが、なぜか私が卒業してから知り合いました。

彼女が亡くなった時には、私は既に今の妻と会っており付き合っておりましたので、過去の未練とかそう言う事では無いのですが、それでも亡くなると思っていなかった者が亡くなると、特に自分と関係していた者で、それが更に若くして亡くなったとなると辛いものがあります。

 

普通は、亡くなった方を思い出すのは命日とかなのでしょうか。でも、命日って亡くなった方と言うより、亡くなった事を思い出しちゃうじゃないですか。年に1回くらいは、楽しかった時の何かの日に思い出してあげられればなあと思います。

だから、日本時間で既に日付が変わった今日は彼女の誕生日でしたので、思い出してあげたいと思います。

 

そのうち、頑張って覚えておこうとしないと、この日すら忘れてしまうような日が来るかもしれません。でも、それは、それが、亡くなった人への思いを断ち切れるようにするための、亡くなった人からの優しさなのかなと、そう思います。

 

亡くなっても、お誕生日と言う日は変わりませんからね。 

もう歳をとることは無いけれど、お誕生日おめでとう。

 

彼女がこの世でまだ生きたいと願った気持ち、それを叶えられなかった事に、彼女の代わりに長く長く生きて It's payback time, 復讐してあげたい。

It's が何を指すのかは、まだ分かりません。

祝!解決(ゾロリじゃ無いよw)

いま、英国夏時間で9月12日午後6時半くらいです。日本では翌13日深夜2時半、オーストラリア東部時間では深夜3時半くらいです。

 

え~、本日と言いますか、日本時間では正確には日付の変わる前の今から数時間前に、マン島に出張に来たハズなのに何故かロンドンでバカンスする事になってしまった理由が、解決しました。

 

おめでとう!

とりあえず、我々が仕事を遂行出来る環境になった事に「おめでとう!

そして、事情を知ってる方、そっちにも「おめでとう!」しといて下さいw 

 

え~、実は日本からと言うか、出張先の香港から、某不良オテンバ薬剤師(成人済み)が今朝やって来ておりまして、こいつが来るといつも何か勝手に解決しますw  全くこいつは手を下していないのに、何故か勝手に解決しますw いみわからん。

そう言えば、乗ってきた香港からロンドンへの機内で、ドクターコールがあったそうです。私ですら、過去に何度かしか遭遇した事ないのに、どうしてこいつは変な部分が規格外なんだろう?お医者さんが同乗されてたそうですので、こいつの出番は無かったそうですけど、お医者さんが見つからず、ドクターコールからパラメディックコールに呼び出しが拡大したら、どうやら出て行くつもりだったようです(汗; そりゃ、善きサマリア人法があるからいいけどさ・・・

 

既に、明日の便にてマン島へ向かう準備は整っておりまして、帰りはロンドン市内に寄ったりせずにマン島から乗り継いでそのまま日本へ帰るつもりでおります。つまり、本日が結果としてロンドンでバカンスの最終日となりますww

某不良オテンバ薬剤師(成人済み)は、秘書子3号から巨大観覧車のロンドンアイに乗った事を聞いて「え~、いいなあ、ずるいなあ」とか言い出したので、3号と2人でロンドンアイに行ってくるように言いまして、私はちょこっとデパートに行って来ました。

 

なんとなく、うちの奥様におみやげ買うのに、秘書子が一緒だと恥ずかしいじゃないですかw 「ああ、社長はそう言うのを選ぶんですねえ?」と、口に出さなくても言われそうで・・・ あれ?言うって口に出すって事かw 少し気温が低いロンドンだと、これからの季節にいい感じの物が多くて、男性の私が見ても、つい目移りします。

それ以外にも、まあ、なんか、新生児の服とかも見たりしてw 店員さんに「何月に生まれるんですか?」と聞かれ「だったら、歩き始める暖かくなる頃に、こちらはどうでしょう?」ってね。ええ、店員さんが上手なので、頂いてきました。あまり、準備とかし過ぎない方がいいとか言われるんですが、それって無理ゲーだわwww

Behind you

いま、英国夏時間で9月11日午後7時半くらいです。日本では翌12日深夜3時半、オーストラリア東部時間では深夜4時半くらいです。

時差があるので、1日1更新を忘れないようにするために、ちゃんと覚えておくと言うか計算と言うかが大変な感じでして、 この「いま◯時です」を書いておきませんと忘れそうです。

 

さて、突然ですがここ英国では、英語を話し放題ですw

うちの奥様、結婚するちょっと前から英会話スクールに通っておりまして、最近では随分と語彙とまでは言わずに、会話のレパートリーが増えたようです。まだ言語学習的な「語彙」と言う分類で考える域までは、到達していない感じです。

最近、外国人向けスーパーに行って、ほんの少し外人さんと言葉を交わしたり、一番のお気に入りは、歩道を外人さんが塞ぐようにして歩いてるのを探しだし、わざわざ 「Excuse me」とか「Coming through」とか言って通り抜けるのwww

 

その中でも、最もうちの奥様が気に入ってるのが

「Behind you」

その理由は「なんとなく、映画に出てきそうな、カッコいい感じがするから」なんだそうですが、理由はちょっと、いまいち若干よく分かりません(汗; 

 

いま奥様を英国に連れて来ていたら、どこもかしくも外人さんだらけで、しかも歩道は混んでて、「Behind you」いい放題だったのになあとか、思っちゃいました。

秘書子が拗ねる【後編】

いま、英国夏時間で9月10日午後11時半くらいです。日本では翌11日午前7時半、オーストラリア東部時間では午前8時半くらいです。  

 

さて、昨日の前編に引き続き今日は「秘書子が拗ねる」後編なんですが、元々が前後編にして書くつもりだった記事では無いので、中身が薄くなるのはご勘弁下さい。薄い本は、なんとか厚くして御覧くださいww

昨晩と言うか、日本時間で言えば既に一昨日になるんですが、ここまで書いて力尽きたわけです「少し不貞腐れているのには理由がありまして、彼女、英語と仏語には自信があるんです。これだけじゃ何の事かさっぱりだと思うのですが、」

それでは、ここの続きからです。


少し不貞腐れているのには理由がありまして、彼女、英語と仏語には自信があるんです。これだけじゃ何の事かさっぱりだと思うのですが、実はどこかの誰かさんの事件体質が私に伝染ったようでして、宿泊しているホテルで事件が発生しました。まるで、名探偵コナンのようですw

 

場所や事情、関わった理由なんかはちょっと伏せさせて頂きますが、同じホテルに日本人のお客さんがお泊りでして、昼間は日本語を話すスタッフもいるのですが、夜は英語を話せるスタッフしかおらず、その日本人のお客さんが体調不良を訴えた時にたまたま我々(私と秘書子3号)もその場におりまして、とりあえず簡単に症状をホテルのスタッフに伝える事、ホテルのスタッフがメディカルアシスタントに連絡を取り、メディカルアシスタントからの質問を通訳する事まではお手伝いしました。

秘書子3号さん、英語と仏語には自信があるだけでは無く、英語も仏語もそれなりの資格も持っておりまして、仏語に関しては公的な通訳の登録もあったりします。ですので、万が一にも意図しない間違った通訳をしてしまったりする事は非常に考えにくく、それは本人の自信でもあるわけです。

 

体調不良を訴えた方はやはり病院へ行った方がいいと言う、メディカルアシスタントからのアドバイスがありまして、ただその日本人の方は観光がどうにか程度の英語しか話せず、病院で英語で症状を訴えたり、医師からの質問や指示の英語を理解するのは難しい感じでした。

我々が宿泊していたホテルですが、それなりに名の通ったホテルですので、それなりの方がお泊りでしょうし、ホテル側としても各種手配は可能な限り迅速に出来るはずです。

ただ、夜と言う時間の関係もあり、医療通訳が可能な通訳者を直ぐに手配するのが難しいので、秘書子3号に一緒に同行して通訳をしてもらえないかと、ホテルの方からも、その日本人の方からもお願いされまして、

その場で私がお断りしました。

で、細かい描写は除きまして、結果としたら「社長は私の語学力を信用してくれない」と言う事で秘書子は拗ねたわけです。

 

私が秘書子に病院への同行を許可せずに断った理由

医療通訳は専門の者でも、常に訴訟のリスクを負っている。

・無料の善意で行った通訳でも、そのリスクは同じ。

・通訳が完全でも、後で医療ミスが通訳のせいにされる事も多い。

・怪我では無く、体調不良の場合、診断ミスが発生する可能性が高い。 

・英国での事でも、訴える側が日本人で、訴える先が日本人通訳と英国人医師であれば、日本で訴訟が簡単である通訳が訴えられる可能性が高くなる。

ホテルには中国語を話せるスタッフがおりまして、都合がいいのでこれらの理由を中国語でそのスタッフに伝えましたところ、丁重に「すべて承知いたしました。なんらお客様には不都合が無いように、取り計らいます」と受け入れてくれました。これ、さすがに体調不良を訴えている日本人に説明するものでもありませんからね*1

 

まず、上から2つの理由

医療通訳は専門の者でも、常に訴訟のリスクを負っている。

・無料の善意で行った通訳でも、そのリスクは同じ。

これは、ホテル側が「夜と言う時間の関係もあり、医療通訳が可能な通訳者を直ぐに手配するのが難しい」と言っていたように、医療通訳は専門家しか出来ない非常にリスクが高い通訳でして、夜間に探すのは大変なんです。命に直結する事ですから、有料無料は問わずに、リスクが掛かるのは同じです。無料のボランティアでしたら、ほんの僅か、裁判での心象が変わる程度でしょうか。実際の裁判では「自分の外国語能力を過信し、原告が治療を受ける際に必要な医師との疎通を妨げた罪は、ボランティアと言えども見過ごすことはできない」まで判決文で言われることすらあります。

 

つぎの

・通訳が完全でも、後で医療ミスが通訳のせいにされる事も多い。

これは、通訳が入る以上、患者は医師の話す言葉を、医師は患者が話す言葉を理解できません。ですので、お互いにお互いが言ってる事を両方理解できているのは、通訳だけになり、一種のブラックボックス状態なわけです。

医療ミスがあった際に、通常であれば医師は患者のせいに、患者は医師のせいに、お互いに責任をぶつけあうのですが、通訳が入る事で、医師と患者の責任の向け先が通訳と言う同じ共通の敵を作れる状態になるわけです。こうなるともう、医師の側の弁護士、患者の側の弁護士は共同して通訳の責任になるように、ウソはつかないようにでも通訳の責任になるように証拠を出してきます。それが一番、医師と患者にとって幸せになれるからです。

 

つぎの 

・怪我では無く、体調不良の場合、診断ミスが発生する可能性が高い。

これはもう簡単。今回の件が「骨折った、病院行って通訳して欲しい」だったら、どうぞどうぞと、秘書子を送り出しました。レントゲン撮って、骨の位置を直して、固定して、旅行が可能かどうか医師が判断してそれを通訳しておしまいですから。

体調不良の場合、風邪のような症状だったとして病院へ行き、患者さんが「風邪のようなんですが」これを通訳して、医師が風邪だと診断した場合。もし、風邪では無くて髄膜炎で風邪と同じような症状が出ていたら?医師は「通訳が風邪だと断定したから、風邪の治療をしたんだ」そう開き直るでしょう(認められるかは別問題ですが)。患者は「風邪のようだと言っただけ」と、これまた言うでしょう。体調不良という、問診が重要なことだからこそ、通訳は非常に難しいんです。

 

最後のこれ

・英国での事でも、訴える側が日本人で、訴える先が日本人通訳と英国人医師であれば、日本で訴訟が簡単である通訳が訴えられる可能性が高くなる。

よく誤解されるんですが、日本の裁判所で民事裁判をする時には、日本国の法律で裁判を行ってると言う事。これ、残念ながら全くハズレです。

もし、今回の通訳で何か問題があり民事裁判があった場合、双方日本人で日本在住者ですから、日本の裁判所が管轄になります。そして、事件があった場所は英国ですので、使われる法律は英国の法律になります。「えっ?」って思うでしょ?いや本当なんです。

これ「法の適用に関する通則法」と言う、どこの法律を適用させるのかと言う法律にちゃんと書いてありまして、結婚や離婚はどこの国の法律、民事裁判はどう言う状況で発生したらどこの国の法律、まあ色々事細かく書いてあります。法律の全文改正が平成18年にありましたが、元になった法令は明治31年に作られておりまして、由緒正しき法律です。

ですので、どんな事が書いてあるのか分からない英国の法律で裁かれるような事になるリスクは、所属会社の責任者として、大切な従業員に負わせるわけにはいきません。 

 

ちなみに面白いところだと、結婚は住んでる場所に関わらず結婚をした場所の法律で有効なら有効でして、離婚は基本的には住んでる場所の法律で判断されます。ただ、夫婦の国籍が一緒の場合は、その本国法でもいいよって書いてあります。

例えば日本人同士の夫婦が海外に住んでいて離婚する場合、現地の民法の規定で離婚してもいいし、日本の規定で離婚してもいいわけです。しかし、日本人とそれ以外の国の人が結婚し、全く関係ない第三国に住んでいた場合「法の適用に関する通則法」により日本の戸籍上の離婚をするには、その第三国で有効に離婚を成立させた書類、一般的には判決が必要になります。もし、夫婦で日本人側の住民票が日本にあれば「法の適用に関する通則法」によって、日本の役所でも領事館でも日本方式で離婚届を受理できるようになります。

 

もう一点、この「法の適用に関する通則法」には重要な記載がありまして、日本国の法律の中で唯一「重国籍を容認」している法律なんです(多分)。

第三十八条  当事者が二以上の国籍を有する場合には、その国籍を有する国のうちに当事者が常居所を有する国があるときはその国の法を、その国籍を有する国のうちに当事者が常居所を有する国がないときは当事者に最も密接な関係がある国の法を当事者の本国法とする。ただし、その国籍のうちのいずれかが日本の国籍であるときは、日本法を当事者の本国法とする。

最近、やけに重国籍を批判する風潮がありますが、我々の年代ですと、改正国籍法の公布以前ですので、出生時からの重国籍は合法的に保持可能です。その辺、書かれている記事が無いので少々気になっております。

 

ちょっと本筋から離れてしまいましたが、そんな訳で秘書子3号は拗ねていたわけです。私としても、若い彼女が拗ねる理由は分からなくも無いですし、彼女も私が止めた理由も理解はしてくれていたと思います。

ただ、結果としては朝から拗ねたままの状態で、それでも業務があったらまだマシだったのでしょうが、なんの因果か何かを待ってる状態ですので、観光に毛の生えたような用事くらいしかする事がございません。

 

朝から仏頂面の3号と朝食を食べ「俺、外に行くけど、お前はどうする?」って聞けば「それは、一緒に行かなくてもいいと、来なくてもいいと、仰いたいのでしょうか?」みたいな感じでしてヤレヤレ。しかし、勤務先の社長にここまで言っちゃうのって、若いっていいな(汗;

で、こっちが何故か気を使いまして、3号が行きたがってたロンドンアイに行かれるように、ロンドンアイが目の前にあるジュビリー・ガーデンズに行きました。昨日書きました、映画けいおん!で演奏した公園です。そして、ロンドンアイを指差し「せっかくだから、乗る?」って聞いたら、一瞬嬉しそうな顔をしたのですが、直ぐに仏頂面に戻りまして「社長が乗ると仰るなら同行いたします」とか、随分と無理をしておりましたw

ロンドンアイ降りまして「いつまで、そうしてるの?」と聞きますと、3号もこの辺が潮時かとは分かっていたのか、答えは「わかりません」だそうですwww

 

ほんと、中学高校の学校の先生のような心境です(汗;

 


*1:一応、そのスタッフには、日本語が通じる医師のいる病院のリストがあるHPのURLはお伝えしておきました。まあ、ホテル側でも分かってはいるでしょうけど。

秘書子が拗ねる【前編】

いま、英国夏時間で9月10日午前7時くらいです。日本では午後3時、オーストラリア東部時間では午後4時くらいです。 

 

そう言えば、何で英国に来てるんでしたっけねえ?ああ、そうそう「何で」って、飛行機で来たんでしたw と言う古典ギャグをかました上で、まだロンドンにおります。

今日は土曜日でして、明日は日曜日ですので、マン島に行って用事が遂行出来るのは平日だけですから、いまロンドンに滞在している裏目的が仮に完了したところで、マン島に移動しても月曜日まで仕事は全く出来ません。

なので、どうせなら都会の方がまだマシですので仕方ないのでロンドンに居ることにしました。別に、ロンドンに居たくて居るわけじゃ、本当に無いんですけどね・・・

 

さて、昨日はロンドン市内を観光して。いや薄消ししたんですが、実際に秘書子3号と観光してただけみたいなものですので、あえて否定しません。先ほどは、一度薄消しにして否定しましたが、もう否定しませんw

ジュビリー・ガーデンズで「おお、ここが映画けいおん!でライブしたところだな」と秘書子3号に言いますと「存じ上げません」ってさ(汗; 一応、何を知らないのか聞いてみたところ「映画の内容も、ここでそのライブが行われたのかも、何もかも存じ上げません」と、若干不貞腐れ気味でしたので、仕方ないので大観覧車のロンドンアイに乗ってきました・・・

ええ、乗る前に「また、けいおん!ではどうのと仰られましても、私には分かりませんので」と宣言されました。よっぽど、けいおん!が気に入らないのか、アニメ自体が気に入らないのか。一応「なのはの待機列がロンドンに到着したのは、どこまでだろう?」と言ってみたのですが、独り言だった事にされたようで、軽く無視されました(汗;

 

少し不貞腐れているのには理由がありまして、彼女、英語と仏語には自信があるんです。これだけじゃ何の事かさっぱりだと思うのですが、次回に続く・・・ 

 

 

本当は前編とかで区切るつもりは無かったのですが、実はここまで昨日寝る前に書いておりまして、起きたらその先を小人さんが書いてくれているわけが無くw 要するに、もう朝なので書く気が起きないと、そう言う事ですww 

上の方で書きました「いまロンドンに滞在している裏目的」なんですが、まだ完了する気配が無く、もしかしたら月曜日にマン島に行って仕事って言うのも「どうかな・・・」と言うような感じもございます。あるいは、一度マン島を往復して準備だけ進めてくるか、そこまで話ております。

 

さて、秘書子の機嫌は治ったのかどうか、続きはまた明日w

海外で表示される広告

いま、英国夏時間で9月9日午前4時半くらいです。日本ではお昼12時半、オーストラリア東部時間では午後1時半くらいです。

 

いやあ、変な時差ボケ自分で作ってしまって、中東くらいだと丁度いい感じの生活時間になってしまいましたw いつもは時差ボケ解消は早んですが、今回は到着日からいろいろあって、てんやわんやで、そんな感じで時差ボケが解消できません。マン島行くって言って出掛けたのに、まだロンドンですからねえw

 

「ブログ、何書こうかな」と思っておりまして「トップシークレット書けねえしなあ」とか考えながらついウトウトしてしまったところ、寝てる最中に神様からの啓示がありましたw

海外に来ますとブログなんかに表示される広告も変わりまして、今回は神様の啓示により、それを掲示してご紹介します。海外に住んでる皆さんは珍しくも無いかもしれませんが・・・

深夜に画像収拾とかして画像アップまでは出来たのですが、その先力尽きてまた寝てしまったわけですがw

 

 

まずこちら、acerのパソコンを売ってる英国の通販サイト、very の広告ですね。使ってるノートパソコンの性能が悪いと判断して、表示されたのでしょうか?www

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次こちら、もうこれ非常に多いw うるさいくらいに表示されまして、いろんな広告があるのですが、私に似てる(ウソw)イケメン男性の写真が載ってるこちらを代表としてww

これ、オンラインで英語の文章校正をしてくれるサービスでして、アクセス元が英語圏の国、ブラウザが英語以外って事で、非英語話者だろうと推測して表示しているのかと思います。サービスの評判はいいのですが、広告が多くてそっちは評判悪いです。

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次はこちら。まいどおなじみの広告なんですが、これだけだと出稿者が分かりませんので、マウスオーバーして飛ぶ先のURLを画像に含めておきました。日本のパナホームさんです。日本に帰国したら家をいきなり買えってか?ww 賃貸系の会社さんの方が広告効果が高そうな気もしますけど。

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次と言いますか、次からは連続してANAです。写真のパターンが色々とありますが、要は訪日客への宣伝です。この広告から航空券を買う事は少ないでしょうが、やはり海外では日本の航空会社と言えば JAPAN AIRLINE ってイメージがどうしてもあるので「日本行きの航空会社で、唯一スカイトラックスの★★★★★ファイブスターを獲得した航空会社だよ」と訴求する事で、ANAをご存知無い方に宣伝する意味もあるのでしょう。

なにせ一番上の広告の写真は、日本人でしたら絶対に「合成」って分かるのですが、東京の街並み+富士山と言うコンビネーション、随分と豪華ですw

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お次はドメイン登録の業者さんでして、日本でもたまに「お名前ドットコム」とか広告が表示されますが、それと同じです。全く興味が無くても、ドメイン登録ってある時突然必要になったり、したくなるので、こうやって知名度を上げておく事も必要なんでしょう。

英国向けの広告ですので、料金表示が「ポンド£」になってるのが、英語表記と言う部分以外でも海外を感じさせてくれますw

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そして最後、シルバーシー社と言うクルーズ船の運行会社さんでして、クルーズの宣伝なんですが、なぜ私にこの広告を選んで表示させたのか・・・

これも、ポップアップで誘導先のURLを一緒に画像内にコピーしてあるのでご覧頂きたいのですが「Senior Single Offer」要は、独身高齢者向けの特別価格って事ですね。伴侶に旅立たれたか、離婚されたのか。あるいは独身を貫き、魔法使いに憧れた猛者かw

そう言う層に、いま豪華クルーズ船での旅行がウケてるんでしょうか?それとも、なにかパソコンのクッキーを分析したりして、私にこれを表示する属性があったのでしょうか?ちょっと複雑な心境(汗;

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 今後もまた、何か面白いのあったらご紹介したいと思います。