デビュー戦
昨年の12月からインターンとして働いております、来年度の新入社員の3人ですが、とりあえず一通りの仕事は覚えたようでして、最近では昨年4月入社の今年度の新入社員だった先輩の2人や、プリセプターとか言う仰々しい名前を付けた指導係の秘書子5号なんかと、まるで正社員のような感じで毎日大騒ぎしておりますw
本日ちょっと、とある外国のお役所のようなところに用事がありました。そんなところですので、当然そこで使われている言語は外国語なんですが、今回は私がどうにか一人で対応が出来る中国語圏のお役所では無く、英語圏の国のお役所でした。
ただ、別に今日の用事は公式とか堅苦しい物では無く、英語バリバリの常務さんが一緒に行かなくても、秘書子7号だけでいいかなって言う感じのところでして。つまり、会話さえ通じればアメリカの小中学生でもOKと言う事ですww と言う事で、せっかくなのでインターンの子のデビュー戦と言うのは言い過ぎなのですが、初!秘書兼通訳として、私と一緒にお出掛けしました。
3人一緒に行くのはちょっと騒がしいので、1人づつ順番にする事にしまして、今日一緒に行ったのはこちらの ↓ 座薬ちゃんww
彼女、インターンの3人の中では一番優秀でして、なんと秘書検定も持ってます。筆記だけの2級ですけどねw 英語力も随分と高くて、さすが英文系の学科に在籍しているだけあります *1。
午前中に用事を済ませて帰ろうかと、少し早目に用務先に向かいました。先方さんとは顔見知りですので、到着して直ぐに肩とか背中とかバシバシ叩き合いながら満面の笑みでご挨拶しておりましたら、若干、座薬ちゃんがひいておりましたw ええ、彼女が大学の時とかに学んだ「実践ビジネスマナー」とかの講義ですと、こう言うのは無いでしょうからw
いよいよ通訳するとなると、次から次へとビジネスとは関係無い下らない話ばかりで、しかも英語自体が米語でも英国語でも無く第三国の英語なので、訛ってたり、現地英語表現が多かったりで割りとシドロモドロな感じになってまして、私もここまで座薬ちゃんがテンパるとは思ってなかったのですが、想像していた以上に本人が焦っちゃってる様子です。
ここで、とりあえず一緒に連れてきてた7号に代わってもらいまして、ビジネスには関係無い下らない話が得意な7号は、まあよく喋るw 私と相手で話してる事を通訳するのでは無く、既に私と相手と7号の3人で話している感じでして「相手が英語で言った事を日本語でオウム返しにし、私が言った事を英語でオウム返しにし、そして7号自身は英語と日本語の両方で」これですw
米語ネイティブな7号としたら、日本語ネイティブが地方の方言や訛りが分かるのと同じように第三国の英語でも理解でき、関東人が関西弁を真似て話すような感じで、第三国の英語も真似て話す事が出来るんですよね。それと、持ち前のお調子者としての性格なのか、アメリカ人だからなのか、単にうましかなのか分かりませんが、まあよく喋る喋るww
それでも、一応は用事も済ませまして帰ろうかと思いましたら、先方さんから「お昼ごはんどう?」と誘われまして、今日は午後から別の用事があったため、こちらには早目に来て午前中だけで帰ろうと思っていたため、座薬ちゃんが「丁重にお断りしてしまっても、よろしいでしょうか?」と聞いてきました。秘書としたら、それが当たり前と言いますか、正統派なスケジューリングです。それそのまま7号に振ってみました「7号ならどうする?」そしたら7号・・・
「お昼は、どちらで?」
先方さんに、聞きやがったwww 大笑いする先方さん、唖然とする座薬ちゃん。結局お昼を頂いて会社に戻りまして、午後からの用事には若干遅れましたが、大した事はありませんでした。
当然7号も、ただバカみたいに騒いでいたワケでも、お昼食べたい先をただ聞いたワケでも、午後のスケジュールを無視したワケでも無く、ちゃんと一つ一つには意味がありまして、
・通訳の時に自分も参加して大騒ぎしたのも、先方さんがバカ騒ぎが好きな性格の方だと知っていた
・お昼は軽い物なら時間的に大丈夫だと思って食事先を聞いたのと、ストレートに聞いても大丈夫な先方さんだと言うのも分かっていた
・出発前に、午後の予定がどの程度ずれ込んでも大丈夫なのか、秘書部長に既に確認してあった
普段、バカみたいな事ばかりして、若干「7号先輩って、大丈夫なのかなあ・・・」と後輩たちに思われている7号ですが、座薬ちゃんの中ではそれなりに評価が上がったようではあります。
デビュー戦が上手に飾れなかった事で、座薬ちゃんは若干落ち込んでいるようではありますが、私から見たら上出来なデビュー戦だったと思います。
7号のデビュー戦なんてそりゃもう・・・ ああ、恐ろし(汗;
*1:まだ卒業前ですので、現時点では在学中です。