yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

出発空港と到着空港

いま、英国夏時間で10月20日木曜日、午後6時くらい、日本時間で翌日21日金曜日早朝2時くらいです。

 

これから日本に帰るために、いまロンドン・ヒースロー空港におります。最近、時刻の関係で、欧州と言うか英国に来る時にはフランクフルト経由、帰りはヒースローから直帰と言うパターンが多く、ヒースローはよく利用しております。 

空港の印象って、到着した空港より出発する空港の方が残りませんか?普通に考えてみれば当たり前な話なんですが、飛行機で目的地の空港に到着したら、さっさと空港なんて "あばよ" としたいわけでして、別に昨日の宇宙刑事シリーズを引きずっているわけではありませんw 逆に出発地の空港と言うのは、国際線に搭乗するのであれば「2時間前には来いよな」と半ば強制されている事もあり、チェックインして飛行機に乗るだけでは無く、買い物をしたり、ショッピングをしたり、物欲を満たしたりするわけですw だから、出発する空港が印象として残るなんてのは当たり前なんですよね。

 

そして、到着した空港でもあり出発する空港でもある、乗り継ぎ空港なんですが、これはもう個人によって違うと言うか、その時の乗り継ぎ時間によって違うと言うか様々でしょう。

私、欧州に来る度にフランクフルトでほぼ乗り継ぎしておりまして、フランクフルトの印象は「ラウンジ豪華だなあ」と言う感じです。これ、航空会社にとっては非常に喜ばしい印象でしょうが、空港会社にとってはお買い物や食事にお金が落ちる事が無いので、あまり喜ばしく無いのかなとも思います。

 

ヒースローって、空港のポイントカードがありまして、ヒースローリワードといいます。よくある、1ポンド利用毎に1ポイント獲得でと言う感じなんですが、外貨両替なんかでも貯まるので、結構貯まります。空港単位でポイントカードって、珍しいですよね。

rewards.heathrow.com

とは言っても、500ポイントで5ポンドの商品券(または、レジでそのまま値引き)なので1%還元ですので、大した事ありません。でも、ポイント付くなら乗り継ぎ空港では無くヒースローでって思うインセンティブにはなってるかと思います。 

 

先日、日本の空港でも「到着時の免税店」が法的に可能になると言うニュースがありました。海外ではよく見かける到着時の免税店ですが、日本に無かったのは、まさか法規制のためだとは知りませんでした。

zasshi.news.yahoo.co.jp

 

飛行機に乗る事が特別な事では無くなって来た現代、空港は大量の人が行き交うのま間違いありません。その中でも今まで印象が薄かった到着した空港と言う、人が通過するだけだった場所も、お金を生む事が出来る場所に変わるんでしょうか。 こう言うのって、日本人は得意だと思うんですよね。頑張って空港会社がこれで利益を上げていただき、毎回毎回随分と払っている空港使用料が下がればいいのですがww

 

ところでいつも思うのですが、ヒースロー発羽田行きのANAJALって、全く同じ19時15分発でして、もう少しずらせないもんなんですかね。いあ、機材繰りの都合があるのも分かるのですが、それにしても全く同一時刻の出発にする必要って(汗; 

 

ANA 機内インターネット - ロングホール B777

いま、日本へ帰国するために飛行機に乗ってまして、飛び立って2時間くらいでロシア上空に入り、あと2時間くらいで到着予定なんですが、まだロシア上空です。

どんだけデカイんだよ、ロシア!

 

 

さて、国際線の機内でもインターネットができる便利な世の中です。が、しかし、だがしかし、便利な物には裏があるんですねえ。

ANAで近距離を飛ぶB787の場合、採用されている機内インターネットのプロバイダーが、たまに私がこのブログで言っておりますパナソニックアビオニクスでして、制限は時間しかありません。1時間プランを購入しますと、きっちり1時間で終了です。

ところがこの、本日搭乗しておりますB777に採用されている機内インターネットのプロバイダーは、あの悪名轟くOnAirです。30分プランが$4.95で、15MBまで、1時間プランが$8.95で30MBまで、フルフライトプランが$19.95で100MBまでとなっております。100MBって、ちょっとしたアプリの容量より少ないですからね。

しかも、最近は使う人が増えたせいか通信速度もかなり遅くて、速度測定とか無駄な事はしたくないのでしてませんが、大きなファイルを落としてくる時に計算してみましたら、200Kbpsくらいしか出ておりませんでした。皆さんが寝てる時間帯は、それでももう少し速度は出ている感じです。

パナソニックアビオニクス社の機内インターネットが採用されている飛行機の場合、これもう正直言いまして運なんですけど、使ってる人が少ない場合には、衛生回線が独り占めに近い状態になりまして、最高で2Mbpsくらいの速度が出た事があります。しかも従量課金が無いため、ある意味使い放題です。もしかしたら、そこら辺の個別制御の関係とかもあり、航空路の問題よりも機材の大きさの問題でB777にはパナソニックアビオニクス社では無く、OnAir社の採用になっているのかもしれません。

 

これ、100MBの容量を使い切りましたら、自動延長ではありませんので再度申し込みが必要です。まあ、そうやっておかわりしていけば容量自体は使えるんですが、この速度がどうにもならない。そこで、うちのお師匠様(id:fxse)とHG取締役が考えました、

バルク転送だ!

と言うことです。「バルク転送とは何ぞや」と言いますと、2本以上の回線を束ね(バルク)て、あたかも1つの早い回線として使おうと言う技術でして、大昔にISDNなんかで使われていた技術だそうです。へ~、知らんw

 

今回、ノートパソコンに無線LANのカードを2つ挿しまして、それぞれの無線LANカードでフルフライトプラン($19.95)を契約しました。そして、日本の会社に設置してありますアクセスポイント用のコンピューターに、この2つのLANカードからVPNと言う仮想的な専用線を作りまして、更にアクセスポイント用のコンピューターでデーターを高圧縮させ、画像は極端に画質を落として転送させたところ、体感速度で地上でスマホしてる時に「ああ、ちょっと遅いな」と思う程度で使えるようになりました。ここまで、今回のこの遊び実験に10万円くらい使っておりますw

その上で、普段使っておりますこのノートパソコンに、デュアルブートとか言う仕組みを組み込みまして、飛行機の中でインターネットをする際にはリナックスの専用システムを起動させまして、余計な通信が一切行われないようになってます。そう、Windowsアップデートとかされたら、従量課金は一巻の終わりですんで。そして、そのリナックスから会社の普段使っているパソコンをリモートデスクトップ接続で制御しまして、インターネットをしているわけです。 

もう、ここまで来たら執念とも呼べる程ですw 

ちなみに、スカイプをするのはリモートデスクトップ接続ではちょっと厳しいので、今度は逆にリナックスでwindowsのスカイプを起動させられるような仕組みを作って、インストールするというメチャクチャな世界です。何がここまで男たちをそうさせるのかwww

 

いままで、2回くらいはおかわりして300MBくらいは毎回機内で使ってましたが、今回はおかわり無しで行けそうです。しかも、速度的にもいい感じでして、正確な通信量も同時に測っているのですが、まだ若干余裕があり「圧縮技術って凄いなあ」と言う感じです。

そうすると、 今までと比べまして、1フライトで約2000円ほど節約が出来ます。秘書子も同じくらい使ってますので(あっちは、本当に仕事ですけどw)同じく約2000円ほど節約出来るでしょう。1往復で4000円×2フライトの8000円として、10万円回収するには12回か・・・ いや、回収できそうだな・・・

これ、最終的には「10万円も無駄なお金使って」と言う流れで終わらそうとしてたんですが、なんかちゃんと元が取れそうなので、オチが無く終わります(汗; 

 

あと、規約はよ~く見ましたが、バルク転送はダメとは書いてありませんでしたので、念のため。

 

もう少しでハバロフスク上空で、そろそろ日本海に抜けます。