便利な世の中
今日、ある方から「ごめっ、マイナンバーカード割れた」と言う電話がありました。なんで他人の私にマイナンバーカードが割れた事を謝る必要があるのかと言いますと、別に私のマイナンバーカードを割ったのでは無く、実は今日必要だった「電子化した委任状」に電子署名を付けてもらうのに、その方自身のマイナンバーカードが必要だったんです。
おかげさまで、委任状は電子化したものは使えないので、秘書子が自宅まで走り紙の委任状を受け取り、そのまま公証人役場まで行って確定日付をもらってくるなんて言う手間がかかりまして、まことにありがとうございました。
今の時代、例えどこに居てもパソコンやICカードがあれば、その場で電子署名してメールで送り正式な書類に出来る時代です。でも、便利になったために、今まででは考えられなかったトラブルもあるわけでして。便利便利と手放しで便利さを謳歌していると、思わにぬところで痛い目を見ると言う事を思い出させてくれるのが、こう言う機会です。
これ、もし今日しか出来ない手続きをするために、海外から電子署名した委任状を送ってもらうとかであったら、完全に間に合いませんでした。「便利な世の中」だからこそ「もし万一」を忘れないようにしなければならないですね。
ちなみに今日必要だった委任状は、ちゃんとこう言う時のために紙でも印刷してその方の自宅に用意してあったので、書いてもらうの自体は一瞬でした。さすがに、何に使うか分からないような白紙委任状に署名押印を事前に下さいは、ちょっと言いにくいですから、これが最善の手ですww