yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

個人の責任としてしまっていいのか?

私は医療関係者でも何でも無いのですが、それでもニュースなどで見聞きするだけでも、日本の産科医がどんどん減少し、子どもを産む病院がどんどん少なくなっていっている事実は認識してます。 

 

昨日、こんな記事を見つけました。

headlines.yahoo.co.jp

実際に事故が発生した時の様子などは全く分かりません。ただ、この指導を受けた医師が今現在も医師として勤務していると言う事は、今回の指導の直接の原因となった死亡事案が、少なくても業務上過失致死に問われたのでは無いのであろうと言う事は推測可能です。結果として2名の女性が亡くなった事は悲しい事ですが、それを防止出来なかった本当の理由がどこにあるのかが気になります。

 

このニュースを読みますと、1人の医師が年間で130~140件ほどのお産を手がけていたと言う事でして、およそ3日に1人の割合です。出産の大変さを考えますと、どれほどの重労働だったのでしょうか。また、この地域において出産できる少ない選択肢の医療機関であったのでは無いのでしょうか。結果、この医師の勤務する医院、もしかしたら経営する医院なのかもしれませんが、来年の3月までに分娩から撤退するそうです。 

また、別の記事では「リスクの高い帝王切開は行わないなどの方針を確認した」とありまして、仮に今すぐに帝王切開をしたら救える命すら、他の病院へ転送するしかない事態となる事は無いのでしょうか?

headlines.yahoo.co.jp

 

調査に当たった医会は「症状が重篤になる前に別の対応ができた可能性があり、結果的に判断が遅かったことになる」とコメントしておりまして、あくまでも「 別の対応ができた可能性」であり「結果的に判断が遅かった」と言う、本当に結果論です。

そして医師は取材に対して指摘された内容を重く受け止め、改善していかないといけない。提案については前向きに検討する」とコメントしておりまして、今後も医師を続けるとしたら、このような回答をするしか無いでしょう。

 

今回のこの医師が、よく言われる「医療事故を繰り返す、リピーター医師」なのかは記事からは全く分かりません。ただ、今回の医師が仮にそうだったとして、次に同じ事が発生した時にそれが問題医師によるものとは限らないと思います。

産科医減少を食い止める方法、もう診療報酬点数を上げる、すなわち出産料金を上げるしか無いと思います。そうする事で、まずは産科医になり手を増やす事と、産科で働く助産師さんやコメディカルスタッフ(看護師さんなど)を増やす事で、負担を軽減するしか無いと思います。

このままでは、大都市以外では出産自体が不可能になってしまうのでは無いでしょうか?助産師さんによる出産も、緊急時に医師のバックアップが受けられなければ、死亡事故がどんどん増えていくでしょう。そして、同じように助産師のなり手が減少し、都市部だけに集中が加速するのは考えるまでもありません。

 

うちの奥様の出産は非常にハイリスクだと言われてまして、私もいくばかの覚悟はしているつもりです。いや、妊娠中の奥さんを持つ普通の旦那さんよりも、考えられないほどリスクは認識しております。

もし仮に、出産時に奥様に何かあった場合、説明を受け納得出来なかったら納得できるまで説明を求める事もするでしょうし、訴訟もありえるかもしれません。ただ、そこには医師個人を責めるのでは無く、事実を明らかにして防げる事なら2度起こらないようにと言う思いだけにする強い意思は持っております。