yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

就職活動に一体いくら掛かるのでしょうか?

遅ればせながら「中小企業+怪しい会社」を地で行くうちの会社でも、来年の新卒者に内定を出しました。絶対に子会社の方がマシな会社だと思われてる風もあるのですが、そこは気にしても仕方ありません。実際、自分でブログに書いてても「ああ、怪しいなw」って思ってますからw

 

新卒者への求人は大手の求人関連企業さんで扱っておりますが、大手さん非常に高いです。ええ、例外なく数十万円コースでして、仮に大手さんに扱ってもらったとしましても、うちのような中小企業には優秀な子はやって来ません(汗; もともと、旧帝一工+早慶上智ICU関関同立の子なんかは、どんなに目が触れる場所にうちの会社のような求人票を置いておこうが、目にもくれません。ですので、この大学レベルの子が見る媒体に求人を掛けても無意味です。中小企業さんでも技術があって優秀な会社には、中堅どころの大学から優秀な学生が山ほど来るでしょうから、この売り手市場と言われている今でも新卒採用は楽なんでしょうけど、うちのような怪しい会社はなかなか大変です。

そこで、各大学へ直接求人票を送るのですが、最近では共同参加システムなんかがありまして、割りと便利に求人票を登録する事ができたりします。とは言っても、うちの会社が狙ってる子は、ズバリ「語学力が高い」もうそこだけw 求人を効果的に出来る大学も絞られるので割りとこの手順は楽です。そして、求人票に「英語TOEIC◯点以上又は日本語を除く他言語にて同等の資格」と書いておけば、勝手にスクリーニングもされてきます。 

 

さて、本日のお題は「就職活動に・・・」と言う事でして、会社側の「求人にかかる費用」ではありません。 

うちのような「中小企業+怪しい会社」ですと、そんな高い語学力をハードルにしておきますと、旧帝一工+早慶上智ICU関関同立なんかは論外ですが、GMARCHも無いし、NTKS(あえて頭文字で)になると逆に語学力が問題に・・・  となると、自動的に地方外大の子、又は地方の大学生でどうしても東京に出たい語学力が優秀な子、そこら辺がターゲットとなるわけです。

皆さん、就職活動は苦労しているようでして、今は売り手市場とか言われておりますがそれも大都市の中堅以上の大学生までのようです。なかなか就職が決まらない地方の大学生とかですと、就職活動に100万円とか行ってしまう子もいるそうです。今回うちで採用した3名も、全員が新幹線又は飛行機でないと東京まで来るのも大変な感じの大学に通ってる子たちでして、この3人に就職活動で掛かった費用を聞きましたら「60万円くらい」「50万円くらい」「90万円くらい」と、大学に入ってアルバイトしながら就職活動の費用を貯めたそうです。しかも、3人が3人とも返済が必要な奨学金も借りております。

 

これ、奨学金って言う大学生活をする費用も、ある意味では就職活動の費用とも言えますよね? 自分が得意な分野を勉強すると言うだけでなく、社会に出てから必要なスキルを身につけるために選択している講義もあるのですから。

 

日本と言う国は、就職活動に一体いくら掛かるのでしょうか?

 

日本の大学が高い理由の一つに、私立大学がやたら多いような気がするんです。実際、数字で見たわけでは無いので分かりませんが。

例えば、英国の大学はほとんど国公立ですし、そのカントリー出身者(イングランドとか、スコットランドとか)でしたら大学の費用は無料な上で、奨学金が出たりします。また、アメリカなんかでは、ある一定の年収以下の家庭の子でしたら、授業料が全額免除になったりする大学も多くあります。例えば、スタンフォード大学では2019年までに年収12万5千ドル(約1300万円)以下の家庭の子の授業料は無料にすると発表しております。国公立だろって?いいえ、スタンフォード大学はアメリカの中でも超が付くほど有名な、名門私立大学です。

日本では、国公立大学でも学費免除のための条件は非常に厳しく、中には在学中に家庭の経済環境が大きく変わってしまい、私立大学に通っていた兄弟は大学や卒業生による支援団体によって救済され卒業でき、国公立に通っていた兄弟は泣く泣く中途退学したと言う話すら聞こえてきたりします(汗;

 

平等を推し進める中には、高等教育は自費と言う手段もありますんで日本の現状も全く間違っては無いのでしょう。ただ、就職と言う「国の礎を築く納税者」の第一歩は、もう少し後援出来ないものでしょうか。地方再生、地方発展のために、東京へ出ていく子の分は面倒見ないと言う理論も聞きますけど、現時点で就職先が限られている以上、根本的な解決までは支援が必要だと思います。 うちの会社としては「試験や面接は他社さんに合わせる」とか「初期段階の面接は Skype で行う」とか、その程度しかしてあげられる事はありませんが、もうちょっと何とかねえ。 

 

こういうのを、経団連とか国を支える大企業の皆さんが、率先して動いてくれると風当たりも多少は和らぐかと思うのですが。新しいビルも何年か前に建った事ですしw