yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

日本の学歴社会は歪な構造なのか?

タイトルほど大した内容じゃ無いんですが、この前うちの怪鳥さま(id:fxse)と話たんですよ「日本って、ほんと誰にでもチャンスがある素晴らしい国だね」って。

なんでこんな話になったのかと言いますと、うちの会社のグループ従業員向けにやっております学童クラブに来ている小学生のお子さんが、学習指導で来ている大学生の先生にこう聞いてきたんだそうです。「頑張っていい大学入らないと大きい会社に入れないんだよね?先生と同じ大学に入るには、どうやって勉強したらいいの?」

 

大手の上場企業の場合、「そこそこの大学」に通っておりませんと説明会の枠すら少なかったりして、就職するには非常に困難です。ただ、逆に言えば「そこそこの大学」に通っていればチャンスはあると言う事でして、もともとコネ採用だけしかしておらず門戸を封鎖している会社だらけの諸外国と比べたら、非常に公平に就職するチャンスがあると言えます。

もともと勉強が好きで頑張って来た子、将来の目標があって必死になって勉強をした子、「そこそこの大学」に入る事が出来た子にもいろいろと理由はあるかと思います。ただ、それでも高校生まで勉強を頑張った事は間違い無く、勉強以外の事にだけ注力していた子と入学出来る大学のランクに差が出来てしまうのは仕方ないかと思うわけです。もし大学による区別を無くしてそこまで平等にしろとなったら、勉強を頑張った子の頑張りを全く評価しない世の中、むしろ勉強なんてしない方が得をする世の中になってしまいます。

よく、経団連に加盟する会社の就職解禁の時期になりますと時期を合わせて一律で就活をする是非についての記事が出たりしますが、 まさに誰にでもチャンスを与えるために一律で見た方が良いので一斉の就職機会となっている部分も大きく、諸外国のように一斉の就職機会では無い場合、この誰にでもチャンスがある日本の良い部分が維持出来なくなる可能性もあるでしょう。

 

いま、うちの会社には4月から社員として勤務する新入社員予定者が、今年も就職までの期間インターンとして働いております。いろいろ理由はつけているのですが、企業側からして見たらインターンで働いてもらった方が色々と都合がいいw

そして、新入社員の子としてみたら「早く東京に出て好きな事が出来る」と言う部分と「仮に将来転職しようと思った際に4月まで厚生年金の記録が無ければ、ちゃんと新卒で就職したと言う証明が簡単」と言うメリットがあります。特に後者は重要でして、やはり何かと日本の企業は区切り区切りを重要視しますので、卒業後に就職した会社と同じ厚生年金の記録が大学在学期間中からありますと、色々と・・・

 

いずれにしましても、冒頭で学習指導の大学生に質問をした小学生のお子さん、目的は若干微妙な部分もありますが、勉強をしたいと言う意欲は決して悪いものではありません。勉強を頑張って見識を広げ、いい会社に入る以上の大人になってくれたらいいなと思います。