賞与の振込を完了させたでござる
先日もちょこっとお話ししましたように、今月10日の賞与支給日は土曜日となっておりまして、9日の金曜日が支給日となります。実に不愉快なカレンダーの並びです。雇われ社長の私としては特に実害は無いのですが、株主様の手前、このように発言しておく必要がございますw 実に不愉快ですw(もう、これくらいでいいかな?)
そして、本日賞与の振り込みを行いました。まあ、実際に振り込みの作業自体は私がやったわけではありませんけどw それでも振り込みの承認は常務がやってまして、結局私は何もしてません。まあ、いいでしょうw
ところで、振り込み早いでしょ?そう、お給料と賞与の振り込みは、3営業日前の午後2時半(銀行によって違います)までに行わないとなりません。その代わり、振込手数料が格安になると言う特典が用意されているわけです。
実はこれ、前にも書いておりまして、
給与振込ですと、どの銀行も申し合わせたように、同一支店内無料、同一行内100円+税、他行300円+税と言う個人口座並の低額な振込手数料なんです。これ、条件としては3営業日前までに振込依頼を行い資金も預ける必要もありまして、実は資金繰りが苦しい会社さんだと、この3営業日前までと言うのが曲者だったりするのですが。それでも、仮に借りてきてでも振込手数料が安くなる事を考えますと、割に合ったりします。唯一のデメリットと言いますか、この格安な手数料を別の目的で使わせないようにするために、受取人への振込詳細は「給与」「賞与」にしかできません。
賞与って、よく「会社が儲かってるから、その分の配当みたいなもの」とか言われますが、実はそれって戦後随分と経過してから意味合いだけ持ち込まれた物でして、もともと遡ると奉公人に対して夏冬に与えた「仕着せ代(しきせだい)」として、仕着せとして服を与えずに服代として与えてある程度は自由に使えるような給金の代わりにしたようです。名称的には、他にも「餅代」や「帰省汽車代」なども使われたようです。
そもそも、諸外国では日本のように夏冬合わせて5ヶ月分を超えるような賞与が支給される国の方が珍しく、通常は1ヶ月分が妥当な金額でして、アジア圏では12月の給与だけ2ヶ月分の支払い「ダブルペイ」と言う制度が、日本の賞与のような性格の物としてあったりもします。
つまり、賞与は今や完全な生活給ですので、業績云々は関係無いとも言えます。もちろん、業歴連動型の賞与体系もあるでしょうから、一概には言えませんが。
うちの会社、月のお給料は正直言いまして世間相場より若干低いです。いや、結構低いです。それでも、社宅とか福利厚生でなんとか皆さん生活出来ているようです。その代わり、賞与だけは多く設定してありまして、上手くごまかせておりますww
これ、会社側にとっては、退職従業員の集中する時期をコントロール出来るメリットがありまして、簡単に言えば従業員にとってみたら「ボーナスもらって辞めないと損」って事ですねw 随分と昔には、賞与には社会保険が掛からない時もございまして、その時代でしたら社会保険料金が労使共々特になるメリットもございましたが、今は賞与からもバッチリ取られますので、税金や社会保険関係では給与だろうが賞与だろうが、全く関係ありません。
いずれにしましても、あともう何日かで民間で一番多いであろう賞与支給日12月10日(の前営業日)ですので、うちの会社の従業員だけで無く、同じビルに入っております他の会社で働く従業員の皆さんも、浮足立っているような気がします。