ウィンドウズアップデートが業務を止める(後編)
今日は、雨降ってるのか降ってないのか東京は微妙な天気でして、なんとなく今は小雨といいますか、英国の霧雨のような感じになっております。
さて、昨日のエントリーで
明日の更新で、今回なぜ一斉にアップデートが行われて業務が停止するほどになったのか、またHG取締役がお隣さんに提案しました今後の事について書きたいと思います。
と、書いたわけですが、ぶっちゃけ最後の方まで書いてみまして「あっ、長いから2回に分けたら回数が稼げるじゃん」と気がついたため、前編・後編の2部構成になったわけです。えっ、気がついていた?w
それと、昨日の引用★でのいつもの変な引用でのコメントにて、お師匠様が
・8時までどうしても必要な方だけしか残っておりません。この方たちが帰ってしまうと大変ですので、さすがに最後まで居てもらいます
・事務子さん
・金一封1,000円
・ないのでしょう・・・、か?
と言うご心配がありましたが、8時まで残っているのは正社員だけですので、残業が無いだけで終了です。「金一封1,000円」は、パートタイマーの方だけですから。
さて、それでは
今回なぜ一斉にアップデートが行われて業務が停止するほどになったのか
こちらについてです。
ご存知の方も多いかと思いますが、今回のアップデートは「windows 10 anniversary update」 というヤツでして、ダウンロードするファイルの大きさが通常のアップデートと違いギガバイト単位の恐ろしい大容量でして、それをパソコン全台で一気にやられたら、インターネットの回線的にはたまったもんじゃありません。
これ、すでにアップデートが開始されてから2ヶ月近く経っておりまして、なぜ今までやらなかったのが、今回一気に始まったのかといいますと、なんと、今まで起動した時に自動でアップデートが始まった場合、パソコンの動作が遅くなったり、インターネットの回線が遅くなったりした場合、パソコンの再起動やルーターの再起動で乗り切っていたんだそうです。ですので、windows update にはエラー履歴が山ほどww
そして、昨日だけ何で一斉にこう言う事態になったのかと言いますと、普段は朝から出かけている営業の方も、昨日だけは皆さん会社におられて事務処理をする事になり、更に気を利かせた事務の方が、営業の方が出社されたら直ぐに仕事ができるようにと、パソコンを全台電源を入れて起動したあったと・・・
そのため、全てのパソコンが一気にアップデートを開始し、1台や2台いつものように再起動させても回線の圧迫が解消するわけも無く、大騒ぎになってしまったようです。
それでは次に、
HG取締役がお隣さんに提案しました今後の事
こちらについてです。
ポイントは3点ございまして
1.インターネットの回線をビジネス用の安定した高速なものに変更し、現在のフレッツ回線は予備にする。
業務で使っているので当たり前と言ったら当たり前なのですが、ちゃんとした回線を使いましょうという事です。ビジネス用の回線であれば、不具合があれば回線事業者さんがきちんと対応して下さいますが、フレッツではとりあえず使えるようになると言う所までしか、しかもいつまでとかの期限は特に無く、一般的な対応しかしてくれません。
2.Windows 10 を使い続けるのであればバージョンを Pro 又は Enterprise にして、アップデートをコントロールできるようにする。
更に、できれば社内にサーバーを設置して、WSUS というアップデートを社内で制御するようにして、ダウンロードを1回で済ませて効率よく運用しましょうと言う事です。
3.システムの面倒を見てくれる業者さんと契約する。
まあ、この3番が全てですねww 実際、インターネットの回線をいい物にしても、ネットワークの知識が無ければ効率的に運用できませんし、サーバーなんて設置してしまったら、それこそ専門の方が必要です。ただ、人数的に数十人というギリギリ中小企業の枠内の会社さんですので、専門の者を配するのは無駄なオーバースペックですので、業者さんと契約して必要に応じてメンテナンスして頂くほうがいいでしょう。
そんな感じでして、一昔前に比べパソコンの管理と言いますかメンテナンスをするにも逆に専門知識が問われるようになり、パソコンが使えないと業務が全くできなくなる危険性を考えますと、パソコンが複数台になりまして業務でどうしても必要な場合は、専門業者さんとの契約を考えた方がいい時代になってしまいました。
ウィンドウズなどを作っているソフトウェアメーカーが、なるべく簡単に使えるようにすればするほど、使う側に専門知識を要求する仕様。皮肉なものです。
ちなみにうちの会社で使っているウィンドウズは、一部の例外を除きまして、Windows 8.1 に統一されております。Windows 10 が発表になった直後から、HG取締役とお師匠様で検討した結果、Windows 8.1 のアフターサポート終了期限が来るまでは使い続け、どうしても Windows 10 が必要な部署では、Windows 10 Enterprise LTSB という特殊なバージョンを使っております。さらに、どうしても HOME が必要な場合には通常の業務用インターネット回線とは別に、事業所ごとに専用の Wifi アクセスポイントを用意してありまして、従業員の個人的なスマホなんかもこの Wifi に接続するようにして、万一の回線輻輳に備えております。
1回でもトラブルが発生して業務に支障をきたしましたら、これらを用意する経費以上のコストが対応にかかる事になりますので、何でも準備しておくものです。
自宅のパソコンも、Windows 7 からアップデートしてませんが、これが一番使いやすいような気がしてなりません。アップデートする度に使い辛くなるOSって、なんとかならないもんですかねえ(汗;