yuan² は、中国語で "元" の発音(pinyin)です

日常のつぶやき + 会社での出来事 + 奥様観察日記

皆さん最近、コメント欄を承認制にするのが流行ってるようなので、私もコメント欄をゲスト可の承認制にしてみました \(^o^)/

日本大学に行った & 考査受けたった

日本大学って行ったの、実は生まれて初めてなんです。日本大学って、考えてみたら凄い大学名ですよね。しかも名前だけでなく、医学部、歯学部、薬学部、獣医学部まで持つ、日本でも有数の総合大学です。伊達に「日本」を名乗ってません。

私が卒業した大学も比較的有名どころでして、医学部や薬学部はあるんですが、医科大学では無いので歯学部、農業系大学では無いので農学部などはございません。それでもそこそこの歴史もあるので卒業生も多くおりますが、日本大学の歴史と学部の多さからしたら、一体ここは、どれほどの卒業生が社会に出ているのか、もしかしたら街中で片っ端から声を掛けていくと、10分もしないうちに日本大学の出身者にお会いするのではないかとか、そんな事を考えておりました。

 

今日、日本大学へ行きましたのは、ある試験を受験するためでした、まあ試験と言うか認定考査と言う軽い感じの名前で誤魔化してある、実質的に国家試験です。

 

簡裁訴訟代理等能力認定考査

 

と言う名前の試験でして、受験資格は「司法書士法第3条第2項第1号に規定する研修の課程を修了した者」となっておりまして、この研修を受けるためには司法書士である必要があり、本来は司法書士となる資格があれば考査自体は受験可能なのですが、司法書士として登録されておりませんとこの研修が受けられませんので、実質的には「現に登録されている司法書士で、規定の研修が終了している者」と言う事になります。こんな、受験資格知っても何も役に立ちませんので、覚える必要はありませんw

 

この考査に合格しますと何が出来るのかと言いますと「簡易裁判所で弁護士と同じような事」が出来るようになります。難しく言いますと「簡易裁判所において140万円以内の訴訟代理人」となる事が出来るようになると言う事です。

まあ、最近の一番の流行りは「消費者金融の過払い金請求」の代理人になれるって言うのですかね。本来の趣旨からすると、家賃支払い請求の原告代理とか、そう言う少額な裁判で、弁護士さんが少ない地域でも誰でも法律的なサービスが受けられるようにと言う事で出来た制度です。

 

司法書士って、普段は土地や建物の登記申請したり、会社とか法人関係の登記申請したりが一番メインのお仕事ですが、他にも裁判所へ提出する書類を代わりに作ってあげる事も出来ますので、例えば、本人訴訟がメインである離婚裁判の書類作成の代理や、法務省への申請関係の代理が出来るので、国籍関係*1の書類作成なんかも業としてお受けできます。また、メインに業としてされてる司法書士は少ないのですが、人権救済関係についても、法務省の管轄ですので扱えます。

 

結局、司法書士の大部分は、土地や建物の「不動産登記」と会社関係の「商業登記」で生きておりまして、司法書士の試験内容も非常にその内容に傾斜しております。

そんな司法書士の皆さんは、簡易裁判所とは言え訴訟代理をするための知識は当然少なく、法律や実務的には裁判所へ出す訴訟関係の書類作成も可能ですが、その分野を得意とされている方は非常に少ないです。だって、試験にほとんど出ないから勉強して無いんですもんw

ところが私、大学の時は法学部でして、民事訴訟や刑事訴訟が大好きだったんです。そこら辺の研究会にも出入りしたり、大学のゼミでも訴訟関係だったり。つまり、得意分野でした。

 

今日は、解答用紙に饒舌に語ってまいりました。これ落ちたら饒舌がダメだったと言う事になるかと思いますw 自己採点じゃ、席次1桁台を狙えるかなと思ってるんですけどww

 

ちなみに、司法書士の資格ですら現在の仕事には全く意味が無いので、今回の考査に合格しても輪をかけたように無意味です。最近、司法書士会の会費が勿体無く感じて来ておりまして、実際、名刺に「司法書士」って記載するためだけに司法書士会の会費*2払っているようなものですんで(汗;

 

と言う事で、考査とか受けに行ったのに、日本大学の事を色々考えておりました。なんでこんな遅い時間の更新かと言いますと、試験終了のご褒美で、お師匠様に焼き肉をごちそうになってきました。ええ、焼き肉を皆で食べに行く名目が欲しかっただけでしょうww

 

 


*1:特別に「入国管理局申請取次」登録がある行政書士の方も、ビザ申請だけは代理が可能です。

*2:東京ですと、月額約18,000円です。本当は4月に1年分なんですが、普通は12回払いに皆さんしてます。